【新唐人2014年3月27日付ニュース】中台間のサービス貿易協定に反対して台湾の学生たちが抗議を続けています。この運動は「ひまわり学生運動」と名付けられ、国際社会からも注目されています。一方、ネガティブ報道を続けていた大陸メディアは先日の報道で、今回の学生運動を象徴するひまわりを「バナナ」であるとけなし、今回の抗議運動の真相を隠しています。
中国中央テレビ(CCTV)番組
「立法機関の講壇の上にあるのは見えていますか?バナナがいっぱい置かれています。誰が送ったでしょうか?明らかに民進党です」
中国の中央テレビは番組の中で、台湾のサービス貿易協定に反対する「ひまわり学生運動」を非難し、運動の象徴であるひまわりを、民進党が送ったバナナであるとけなしました。この事はネットユーザーによって、ネットに掲載され、逆にネットユーザーから批判を浴びせられています。
台湾朝揚科技大学学生 余さん
「目がおかしいのでしょうか?ひまわりがバナナに見えるなんて、大陸メディアはわざとでしょう」
長庚科技大学学生 蔡さん
「わざとでしょう。昨日の記者会見での言葉も報道では字幕が違っていました」
台湾朝揚科技大学学生
「客観性に欠けています。彼らは台湾を征服したいから」
台湾当局が行政院での強制排除に踏み切ってから大陸の報道量が急増し、報道の論調は台湾内部の対立と民主化学生運動をけなすことで統一されています。一方、香港の学生らは集団で台湾に渡り、立法院の最前線の状況を目の当たりにしました。
香港中文大学学生
「例えば彼らは報道で、『ここは非常に混乱している』と、しかし 実際来てみると、秩序が保たれていて、抗議も平和的です。我々も習うべきです」
香港中文大学学生
「学生らは他の人を助け、必要な物があれば、持って来てくれます」
大陸メディアには抗議活動をけなす報道しかありませんが、民衆がネット封鎖を突破して台湾の民意を表すこの運動を観察する事によって、中国本土の民心にも変化が現れるかもしれないと、期待を寄せます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/26/atext1089593.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)